塾の日記 2020年6月8日|月曜日
6月からの通常運営 #3 教養堂ガーデンあれこれ
レモンの木
さて本格的な梅雨の季節を前に、教養堂ガーデンも整備しました。
レモンの木がこの一年でぐんぐん伸びてきております。
ちょうど教室の窓を開けると、枝葉がいきおいよく入ってくるぐらい元気に生い茂っています。
風が吹くと、レモンの葉からかすかに、レモンの匂いがします。
これは天然のアロマで、香しいかぎりです。
今度の冬には、レモンの実が実ると願っております。
シークワーサーの木
こちらはまだまだ小ぶりでじっくりじっくり伸びているようです。
でも枯れずに、葉は青く生き生きしていますから、もう少し年月が要ります。
みかんの木
昨年植えたみかんの木。
こちらもまだ苗木程度で、今年の夏に太陽の光を燦燦とよく浴びて伸びてほしいです。
よしず
そして、日中の陽射しが強くなってきました。
直接陽があたるのはうれしいですが、本には大敵です。
今年は本の日焼けを守るため、「よしず」を立てかけました。
ホームセンターで一番大きな9尺×9尺のものです。
尺貫法の勉強もできます。
見た目にも涼しげです。
これに夕方は、豚さんの蚊取り線香を焚きます。
まさに日本の夏という感じです。
サツキ
今年もよく花を広げました。
しかし、今回の庭の伐採で、規模を小さくしました。
花の蜜を求めて、「蜂」がよく来るようになり、教室にも侵入してきて危険に思うようになりました。
「蜂」に刺される子が出る前に、3つある生垣の内、1つだけに残しました。
蜂
すべて刈り取らなかったのは、毎年咲くサツキを見るのは楽しみであるということと、危なくない程度には「蜂」が蜜を取る余地を残してあげたいからです。
せっせと蜜を運ぶはたらき蜂。
「幸運」の象徴です。
また、「蜂」は「学問」「知識」「知恵」の象徴でもあります。
かつて旧制第二高等学校(仙台)の校章が「蜂」そのものをシンボルにして有名でした。
蜂は刺されると危険ですが、一方でこのように縁起物だとも思っています。
教養堂に毎年、花の蜜をもとめてやってくる「蜂」は、大切にしたいです。
ヤモリ
そして教養堂ガーデンの食物連鎖の頂点に立つのが、「ヤモリ」です。
毎年、6月を過ぎると「蚊」の発生が悩ましいのですが、その時期を境に「ヤモリ」が下からのそのそと這い上がってきます。
長い舌を伸ばして、蚊などの小さな虫たちをペロリと平らげます。
天然の虫取りです。
私はこのヤモリたちを大切にしたいです。
冬の間はどう過ごしているのか分かりませんが、毎年この6月には現れます。
教養堂の「ヤモリ」は2匹います。
多分、夫婦です。
なかよく2匹が窓に張り付いて、虫を食べている時もあります。
たいてい授業と同じく夜に出てきます。
ごくたまに、教室の玄関から入ってくることがあります。
そっと庭に帰します。
昨年、尻尾をつかんだら、「トカゲの尻尾きり」のように、尻尾だけ残して、逃げられました。
ちょっとかわいそうなことをしてしまいました。
この写真は、オスです。
尻尾の付け根に「前肛門」というふくらみを見ることができます。
ここで、授業は一旦、理科へ。
子どもたちにハチュウ類の特徴の説明をします。
ついでに、両生類の「イモリ」との違いについても説明します。
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