塾の日記 2025年4月4日|金曜日
2025 3/25-4/4
2025年3月25日(火)
晴
午後
本日より2025年度の春期講習がスタート。
まずは新中1授業から。
英語と数学を講義。
みんな真剣そのもの。
初めて参加する子もいるので、全員自己紹介。
同じ船に乗るもの同士、袖振り合うも多生の縁。
同じ塾で勉学に志す者同士、同袍友あり自ずから相親しむ。
夕方
小学生授業。
授業が始まる前に、同時に3人の子から「こんなことがあった」という話をそれぞれ同時に傾聴す。
一週間授業がなかったので、その分を話したくて仕方がない様子。
じっくり耳を傾けた。
どんどん話は聞く。
夜
中2と中3授業。
満席。
教室の熱気でクーラーをかけようかと逡巡した。
ついこの前まで暖房をつけていたのだが。
定員も増やし、新たに机も増設。
しかし、これ以上定員を増やすことはできない。
小生の目の届く範囲で満足に指導するには、どうしても定員は必要となる。
ここ数日の入塾で定員は締め切りとさせていただこうかと思う。
思えば、8年前の開塾した時は塾生1名でスタート。
最初の数週間は、先生1人塾生1人で授業をしたが、今となっては感慨深い。
その後、塾生数は順調に増えていったが、あの頃のことも今では大切な思い出となっている。
2025年3月26日(水)
晴
午後
教室のレイアウトを一部変更。
気分も変わる。
模試の実施準備。
夜
中2
愛知全県模試第1回 実施。
中3
中3授業の英語文法の指導をこれまでの手順からやや変更する。
よりイメージできるように文法構造の成り立ちまでさかのぼって、解説を〝肉厚〟にする。
授業していて本当に楽しい。
年々歳々、指導法が深まっていく。
それにつれて塾生の集中度合も深まっていく。
相乗効果である。
これからも〝進化〟し続けられるとしたら、こんなにも幸せなことはない。
噺家の油が乗るのは60代70代と言われている。
落語家や講談師は80代でも至極の芸を魅せる人も多い。
小生も授業の完成度を60代以降に見据えて、まだまだ研究と精進をし続けようと思う。
塾講師は若さのイメージもあるかもしれない。
もちろん若い頃のエネルギーは教育には特別だが、いろんな経験を蓄積した老成した豊かさは本当に指導に生きる。
幸い小生、年を経るごとに知的欲求が湧いている。
知る喜びを常に感じ、それを塾生と共有したい。
若い頃なら指導の限界を感じた事象も今ではいとも軽やかに解決することができる。
教養堂も私もまだまだ深化していけるのだと思う。
2025年3月27日(木)
曇のち雨
中1
中学準備の一環として予習を進める。
〝勉強体力〟について話をした。
勉強するうえでの〝体幹〟というものがあることを紹介した。
新中1は学習する前段階の基礎について、よく話をすることにしている。
Ars longa vita brevis.
技能・学問は長く、人生は短い。
小学生
模試を行う。
小4生が帰りがけに
「楽しかった。」と言う。
どうしてと訊くと、算数がたくさんできたからと言う。
教養堂の小学生の塾生は皆、勉強を楽しく感じてくれる。
中2
振替補習
中3
個別演習
後半、歴史の講義。
武士の登場から、鎌倉時代へ。
教科書の精読を行う。
2025年3月28日(金)
曇
午後
中3
模試。
また新しい年度が始まる。
毎年、この春の強い風の時期、新たに心を引き締める。
夕方
小学生
模試実施。
新学年の授業に移行。
夜
中2
模試。
中3
個別演習。
歴史 鎌倉時代の続き。
2025年3月29日(土)
晴
天気は晴れたが風が強く肌寒い。
20℃に満たず日中でも15℃くらい。
この時期、出勤する途中で必ず確認する所がある。
桜並木で有名な五条川沿い。
今日、見たら三分咲きといったところ。
来週末なら、桜の見頃だろうか。
さくらさくらさくさくらちるさくら
種田山頭火
昭和7年4月の句
本日は新規の個別説明会。
1月から毎週末はずっと新規の個別説明会を続いている。
現塾生や卒塾生からのご紹介ということも最近は多い。
ご縁の糸がつながっている。
有難いことである。
新しく塾に通うということはそれまでの生活に変化をもたらす。
日常の生活の中に塾が入り込む。
最初の出会いである面談でも、長らく通っていただくのだから初めから自然体でいようと思っている。
2025年4月2日(水)
晴のち曇
春期講習 第2週目。
中学生はずっと予習を進めてきた。
どの学年も良い仕上がりである。
4月から5月にかけては、修学旅行や研修などで全員がそろう時もないので、個別演習の指導に切り替える。
塾生数も増える中、対応中学校もずいぶん増えた。
今週末で春期講習を終え、来週から1学期の通常モードに。
春宵一刻 値千金
「春夜」 蘇軾より
春は一刻。
すぐ過ぎてしまいそうである。
教養堂のコピー機を新しいものに入れ替えることにした。
開塾以来、8年間よく使用に耐えてくれた。
大切に取り扱ってきたもののさすがに附属品などが摩耗してきた。
昨日、ちょっとした拍子にキリキリという雑音がするようになってしまい、点検してもらうことにした。
保守点検の契約期間もすでに切れていた。
業者さんからは、新しいものに買い替えるのをお勧めいたします、と言われ、遂に年貢の納め時か。
よくぞここまで働いてくれた。コピー1号よ。
さらばだ。ありがとう。
2025年4月3日(木)
晴のち曇
まだまだ冷たい風で寒い。
花冷え。
ようやく近所の桜もようやく七分咲きくらい。
小学生
本日は少人数での対応。
小4男子たちを見守る。
立体図形のキットを使った授業を行う。
中1
春期講習が本日で終了。
英語と数学は予習を進めた。
中学の勉強の基礎固めと位置付け、学習のやり方、進め方などじっくり指導することに専念した。
まだやや緊張感が解けないが、それがまた初々しくて良き。
中3
計算の特訓を前半行う。
恒例の歴史講座。
ずっと続けている。
今回は、鎌倉末期から室町時代全般。
室町時代は個人的にも好きだ。
北はアイヌ文化、南は琉球王国、明や朝鮮などの貿易などにぎやかで面白い。
「首里城は2019年に火事で焼失してしまったけど、来年2026年に再建されるよ。」というと塾生は驚きの表情だった。
首里城はこれまでに5度焼失しているが、そのたびに再建されている。
不屈の魂と歴史の尊さを感じる。
2018年春に首里城を訪れたことがあるが、また再建されたらぜひ行きたい。
回覧資料
・明銭 永楽通宝(現物)
・今帰仁城の資料
・後醍醐天皇稜の資料
2025年4月4日(金)
晴
おだやかな春の訪れ。
五条川の桜並木も八分咲き。
今週末は見頃だろう。
本日で春期講習が終了。
来週から1学期通常授業。
春期講習は毎年のことながら、あっという間に過ぎる。
午後
中3授業。
歴史の精読シリーズ。
室町・ヨーロッパ・安土桃山時代。
夜
中2
英語と数学
中3
数学
春期講習での新学期授業内容は随分進むことができた。
これで5月の連休まで順調に進む下地ができた。
中3の歴史はようやく安土桃山時代まで来た。
4月中に江戸時代まで進む予定。
教養堂の備品にはあえて歴史史料として使えるように準備している。
茶碗や急須にはわざと有田焼や波佐見焼のものを使っており、毎年現物を披露している。
回覧資料
金閣の資料
龍安寺の石庭資料
堺と千利休の資料
有田焼と波佐見焼(現物)
蚕・綿・羊毛(現物)
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