こんな話 2024年12月28日|土曜日
百人一首 秋編 京都 嵐山界隈 小倉山二尊院を訪ねて
11月下旬の秋も深くなった頃、京都の嵐山に行きました。
百人一首の研究と取材を兼ねて散策しました。
百人一首の中でも「秋」にまつわる歌が圧倒的に多いです。
20首以上はあります。
やはり、秋のもの悲しさが歌われやすいのでしょうか。
いにしえの歌人たちに感性をチューニングするというのもいいです。
小倉山 峰のもみぢ葉 心あらば
今ひとたびの みゆき待たなむ
貞信公
百人一首でも有名な「小倉山二尊院」も訪れました。
今が紅葉の見頃でまさに百人一首で歌われた景色そのものでした。
1000年の時を経ても、そのままに色づくもみじ葉を同じ情景で見られることが驚きです。
嵐山近辺はさすがに観光客が多く、もはや渋滞。
少し道を奥に進むと、小倉山二尊院や天龍寺など名勝が並びます。
小倉山と言えば、「あんこ」でしょうか。
二尊院を入ったすぐに茶店があって、ここでぜんざいが食べられます。
やはり暖簾をくぐりたくなるわけですね。
花より団子でしょうか。
秋にも言えます。
燃えるような秋の紅葉。
そこから散策して竹林の小径を抜けます。
散策している人の7割方が外国人観光客のようで、世界各国の言葉が飛び交います。
天龍寺はまさに多国籍のるつぼの様相でしたが、一様に紅葉を愛でるのが何とも平和的で良かったです。
最後に嵐山 桂川沿いの「嵯峨嵐山文華館」を訪れました。
百人一首にまつわる展示物があります。
また、ちょうど松尾芭蕉と与謝蕪村の史料展もやっていて興味深く拝観しました。
今度は春に訪れてみます。
お問い合わせ
お電話
0587‐74‐78990587‐74‐7899
メール
info@kyoyodo.com