こんな話  2025年4月7日|月曜日

沖縄県 名護市 「嘉陽層のしゅう曲」「慶佐次湾のマングローブ」

ただ今、絶賛、地層巡りにハマっております。

 

味わい深い地層を見たら、一言。

「ご地層さまです!」

と叫ぶことにしました。

今回もどこかでその一言が出るかもしれませんね。

 

今回、沖縄県名護市に地層の「しゅう曲」(褶曲)と、慶佐次湾のマングローブを見に行きました。

名護市は沖縄県の北部に位置し、東西両方に海を臨みます。

今回訪れた「嘉陽層のしゅう曲」は東側に位置し、より沖縄ののどかな風景が見られます。

やんばる地方の入り口にも位置します。

辺野古から大浦湾につづく海沿いの道を走ること数十分で着きます。

中1理科でも習う地層の堆積が見事に見られる、底仁屋の嘉陽層の地層。

嘉陽層は沖縄北部に広がる地層の名前です。

れき岩・砂岩・泥岩の地層で5,700万年前~3,700万年前に堆積した地層です。

 

天然記念物として指定されており、道沿いにある地層ですが自動車の立ち入りは禁止され徒歩で見に行くことになります。

斜めの地層が眼前に迫ってくるので、一瞬目の前がクラクラします。

まるでムンクの絵の背景に入り込んだかのようです。

地層が斜めに傾いていますが、それに合わせて平行に写した画像と並べてみます。

 

①道路と水平方向

②地層と水平方向

違いがお分かりでしょうか。

角度にして30°くらいの傾斜でしょうか。

 

こちらをご覧ください。

「しゅう曲」が見られますが、かなり強引に曲がっているのが見られますでしょうか。

『∠』のように折れ曲がっています。

隆起する時に相当ねじ曲げられたことが予想されます。

布団をたたんだ時の折れ目のようです。

 

車を走らせると天仁屋湾(てにやわん)に出ます。

のどかな畑の風景が広がります。

こちらのバス停は朝ドラ「ちむどんどん」のロケ地です。実際のバス停ではありません。

ここから海へ向かっておりていくと、海岸に出て「天仁屋の嘉陽層の地層」が見られます。

 

やや潮が引いていたので歩いて見ることができました。

入り江を進むとさらに地層の絶景ポイントがあるのですが……。

潮がそこまで来ており、渡るのにやや心配です。

周りには人の気配がありません。

本当は行ってみたいのですが、足を滑らせ海中に流されたら危険です。

〝学習塾経営の男性、地層を見ようとして足を滑らせ海中へ。現在捜索中。〟

となったら大迷惑。

ギャグはよくスべっていたが、本当に海でスベった、となったらシャレになりませんので、ここらで引き返します。

 

実はここを海から地層を見るという、シーカヤックのツアーが地元のエコツーリングであるとうかがいました。

ぜひ今度は参戦したいと思います。

 

ここで一言。

「ご地層さまでした!」

 

さらに海岸沿いを北上すると、東村に至ります。

こちらは慶佐次湾のマングローブが有名な「東村ふれあいヒルギ公園」内にあります。

川からの淡水域と海水が合わさる気水域にマングローブが生息します。

ちょうど悠々と川を渡るシラサギも一緒に写すことができました。

この森の中に「ヤンバルクイナ」も生息していると思います。

 

近くにコーヒー園があるというので寄りました。

沖縄の焼き物「やちむん」のカップでいただきました。

こちらの又吉コーヒー園は、以前はパイナップル農園を営んでいたそうですが農薬を使わないといけなかったそうで、地域の環境を考えて無農薬でできるコーヒー栽培に転換したそうです。

美味しくいただきました。

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