こんな話 2023年10月15日|日曜日
東京都 大手町 平将門の首塚を訪ねて
東京都千代田区大手町。
平日の昼下がりに「平将門」を祀る「将門首塚」を訪れました。
「平将門の乱」で無念の死を遂げた将門。
日本三大怨霊の一人としても有名です。
都市伝説としては、過去の関東大震災や第二次世界大戦の折にも、この将軍塚を取り壊してビルの再開発をしようとしたところ、不可解な事故が起きたということで、将門公の「祟り」なのではと言われています。
ですから、未だに東京の一等地大手町の高層ビルが立ち並ぶところに不自然にぽっかりと空いた一画に「首塚」があるわけです。
たしかにここだけなぜか、森の中にいるような静けさを感じます。
少し居るだけでもお参りする人が後を絶ちません。
平日の午後にも関わらずお参りの人で列ができるほどです。
みなさん静かに並んで、静かにお祈りをします。
東京の高層ビル群の谷間に一つの静寂な間ができています。
自分の番になったので、持参したお線香で心静かに手をあわせました。
落語家や講談師の方たちは、「四谷怪談」を高座に上げる時は「お岩さん」のお墓にお参りするようですので、私も授業で取り上げる歴史人物の方に一言お礼を申し述べたいと思いました。
今後も授業で取り上げることがありますが、失礼のないようにお伝え申し上げますので何卒宜しくお願い致します。
お墓の両脇に「カエル」が鎮座しています。
940年 平将門の乱は失敗。
将門の首は京にさらし首となりましたが、その首が飛んで関東のこの地に戻ってきたという伝説。
そこから、首が「帰る」⇀「カエル」となったとのこと。
日本の歴史も少し油断すると、史実と伝説そしてダジャレが入り込んで油断がならないのが面白いところです。
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