こんな話 2022年10月25日|火曜日
杉原千畝広場 センポ・スギハラ・メモリアルを訪ねて
名古屋市瑞穂区 「杉原千畝広場」を訪れました。
第二次世界大戦中、ドイツを追われたユダヤ難民に外務省の訓令を無視して人道主義にもとづいてビザを発行した元リトアニア・カウナス日本領事館領事代理、杉原千畝の偉業を紹介する記念広場です。
旧制愛知五中(現在の瑞陵高校)の出身の縁から、瑞陵高校の正門西側に顕彰する広場があります。
杉原千畝の生涯が分かりやすく紹介されているパネル壁面があります。
同時期にユダヤ人難民を救った各国の偉人も紹介されており、当時の状況を簡潔に学べます。
旧制五中は現在の名古屋市立瑞穂ヶ丘中学校の敷地にありました。
瑞陵高校から歩いて5分の所です。
五中の卒業生には、作家 江戸川乱歩もいます。
こちらもメモリアル広場に展示されている貴重な写真です。
前列左から3番目(和装で腕を組んでいる)が江戸川乱歩。
前列右から4番目が杉原千畝。
1935年(昭和10年)の同窓会の写真で江戸川乱歩所蔵の写真。
江戸川乱歩は翌年に「怪人二十面相」を発表しますが、軍部の検閲が厳しくなり作家活動としては不遇の時代を迎えようとする頃。
杉原千畝はソ連との難しい外交交渉を成立させたものの、満州国に失望し帰国。
2年後の1937年にヘルシンキ大使館に赴任。
1940年にリトアニア カウナスに転任。
ユダヤ人難民に「命のビザ」を発行します。
両者、雌伏の時期の邂逅。
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