塾の日記 2020年1月4日|土曜日
新春特訓 ちはやぶれ! 第1回 教養堂 百人一首歌留多大会
今回の新春特訓では、カリキュラムの一つの中に和歌の授業を入れました。
教養堂では基礎教養としての古典は必須だと考えております。
日本の文化の裾野を知るためにも、古典の暗唱については小学生コースから折に触れ、カリキュラムに入れております。
三大和歌集をはじめ、百人一首に登場する主要な歌人のエピソードも紹介。
そのうえで、教養堂が厳選した百人一首25首の中から自分の気に入った和歌を暗記しました。
歴史上の人物、天智天皇や菅原道真、紫式部、後鳥羽上皇や藤原定家たちが実際に読んだ和歌から、よりその人物の心持ちに近づけることでしょう。
在原業平の歌
ちはやぶる かみよもきかず たつたがは
からくれなゐに水くくるとは
を選んで覚えた子がいました。
私にとっては落語でおなじみなのですが、その子は「名探偵コナン」から。
古典は時代を超越します。
自分のお気に入りの歌を覚えたら、いざ。
「第1回 教養堂 百人一首歌留多大会」のはじまりです。
暗記して臨むと、上の句のさらに1字2字で、下の句が判別できるとわけですね。
裏技として、「むらきり」「うっかりはげ」なども伝授。
練習の意味もあって、1テーブルに読み札と取り札両方を置いて、ダブルチャンスにした独自ルールでも行いました。
今回は第1回ということもあり、みなさん動きが少々硬かったかな?
最後は、和気あいあいと坊主めくりで締めくくりました。
使用するカルタは、競技カルタでも使用されることの多い、京都の「大石天狗堂」のカルタを準備しました。
この歌留多の何とも言えない、からからしたかわいた音。
からくれなゐに
きりたちのぼる
くもかくれにし
けふここのへに
ころもほすてふ
歌留多の札が重なる音が、平仮名になって、こぼれてしまふやう。
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