こんな話  塾の日記  2021年2月3日|水曜日

教養堂開塾3周年

 

開塾3周年をむかえて

本日、2月3日で教養堂が開塾して3年が経ちました。

今日から4年目に入ります。

 

2018年2月3日に開塾した日も、今日と同じくらいの寒さでした。

開塾準備をしていた時は時折、雪も降りました。

極寒の中で、家具の搬入やネット回線の整備をしていました。

この寒さの記憶は結構強く、寒さと開塾の生みの労苦と期待感は体感として私の肌に染み込んでいます。

 

3年を経て、少し振り返っておきます。

 

定員について

初年度から少しずつ入塾生が増えて、今では満席近くになりました。

定員いっぱいになった学年は、やむなくお断りすることも増えてきました。

教養堂は開塾当初から、安易な生徒数増加は取らず、定員に達したら募集を打ち切るという方針できました。

 

また、教養堂の方針に合うお子様やその保護者様、ご家庭にお越しいただきたいということから、入塾面談で十分話し合った上で通塾していただくことにしております。

自分の責任を超えて、安易に入塾させることはできません。

 

現在、教養堂では中3からの入塾は難しくなりました。満席状態です。

また中2からも難しくなりつつあります。

新中1になる春までに入塾されるのが無難です。

できれば小学生のうちに思考力を養う教養堂のプログラムで、存分に基礎を身につけていただきたいです。

 

日々注力していること

塾というのは、実は実体があるようでないようなものかもしれません。

もちろん教室としてのハードなものは、そこにあります。

学習机があり、黒板があれば、塾として成立するかもしれません。

 

しかし、一歩教室内に入った時、指導内容や講師、塾の方針、教室の空気感などおよそ塾の根幹をなすものについては全てソフトであり、実体はつかめません。

 

だからこそ、安易な妥協や方針のブレは致命傷です。

日々、子どもたちにどう対応するかでその教室の質が如何ようにもなります。

この3年間、私はそこに注力をはらってきました。

 

リニューアルのこと

開塾以来、ことあるごとにリニューアルを繰り返してきました。

開塾以来、地元江南市の信頼する業者さんとタッグを組み、少しでも気になるところは妥協せず教室を改造してきました。

おそらく4年目も工事が入ります。

それは、塾を長年やると分かるのですが、教室内に澱みが積もることがあるのです。

 

塾は必然、文具や教材が増え、プリント類や書類が至るところに置かれることになります。

また、目には見えない部分で、教室のそこかしこに沈殿する「何か」が増えます。

そこから慢心や妥協、ミスなどの、塾にとって大敵なモンスターを育ててしまいます。

ですから目に見えるリニューアルは必要で、たしかに出費もかさみますが、その痛みを伴うことで、さらなる向上を図ります。

 

他塾の尊敬すべき塾長先生で、絶えず教室のDIYをされていたり、模様替えをされている先生方も同じようなお気持ちだと拝察しております。

 

ホームページのこと

教室を開塾する前から、教養堂のホームページを開設しました。

一足先に、2017年11月1日にひっそりと開設しました。

この教養堂のホームページの記事を辿れば、教養堂の足跡が分かりますが、ホームページの掲示板ブログを書くこともすでに私のライフワークになりつつあります。

 

開塾前、教室設計と同じくらいホームページは考えて作り込みました。

教養堂ロゴをデザインしてくださったデザイナーさんとWEBデザイナーさんのご尽力で、完成しました。

 

教養堂の掲示板ブログは、ひっそりはじめ、つれづれに書きつらねてきました。

なかには、とても高く評価しいてただいた方もいらっしゃいました。

すごく嬉しく救われる思いがしました。

 

よく集客のツールとしてのホームページ云々と言われますが、

教養堂に関しては、あまりそういうことに意識をせず、自分が書きたいことを書いてきたのが続けるきっかけにもなりました。

結果的にそれが3年間続く原動力にもなりました。

 

今では、このホームページをきっかけにして入塾された方も数多くいらっしゃいます。

記事内容で共感される方も増えました。

ありがとうございます。

 

 

教養堂4年目の構想

さて4年目ですが、教養堂の新しい取り組みを少しご紹介します。

すでに新年度の教室運営の方針は立てており、現在それに向かって邁進しております。

少しご紹介します。

 

 

高校生の予習コース

教養堂の高校生コースに、高校内容を速習していくプログラムを推し進めています。

特に、新高1生には高校入試が終わった後、どんどん予習していく環境を整えています。

 

昨今の大学受験の難化には特別な対応が必要です。

概略をおおよそつかんでから演習の復習で練り上げていきます。

また、教養堂の高校生はフリープランです。

毎日通えます。

特に今は感染症予防のため部活動の練習が休止の所がおおいです。

普段は部活動で時間が制約される高1、2年生も今は予習を進める絶好の機会です。

 

高校生専用自習室コース

また高校生専用自習室コースの利用も増えております。

今年度は大幅に教室の設備を増やし、勉強空間の充実に努めてきました。

江南市周辺の高校だけでなく、普段は名古屋市内に通っている高校生も学校帰りに教養堂の自習室を利用するケースも増えました。

夕方ごろから続々の高校生が集まります。

 

新年度は、参考書関係の充実などのライブラリーを整備します。

またオンライン授業の拡充に伴い、防音対策を施した専用室を設けたいと考えています。

 

中学生コース

これまでの模試回数から新年度は大幅に受験回数を増やします。

数種類の模試が受験できるようになります。

特に難関高校対策として、より相対位置がわかる全国模試を導入します。

 

新年度は教科書改定年度です。

教材・テキスト・参考書類も大幅に変わります。

教養堂ライブラリーを一新する予定です。

 

また使用教材も変更があります。

教養堂の指導に最適な教材を複数使用します。

今年、秋からずっと教材展や教材見本を見て熟考してきました。

 

さらに最も重要なこととして授業形式・指導方法をさらに変えます。

これはまだお伝えすることはできませんが、新学期から始めてまいります。

 

小学生コース

新年度から模試を実施します。

これは基礎学力の不足分を見るために、客観的なデータを見るためのものです。

模試のために指導内容に制約があってはなりません。

あくまで学力の足りないところを見定めるためのものです。

 

国語については、小学生の高学年になるにつれて論述や記述を強めていきます。

つまり作文の力です。

国語の総合力は作文です。

 

実は、作文は算数とは違い、学年の既習内容に制約を受けるものではありません。

学年よりも、その子が持ち得ている国語の力(思考・論理・主張・文法・語彙)、つまりは総合力でレベルが違います。

教養堂では個別対応をしていますから、その子のポテンシャルを十分に伸ばすことができます。

 

なお、これまで国語と算数を主に指導して来ましたが、塾生には理科と社会の知識系教科も広げていくつもりです。

単にテキストの解説と演習に終始するものではなく、教養堂らしく課題形式で取り組みアウトプットの発信力にもつけていきます。

理科と社会の授業形態は、中学生の指導とも連動した新しい授業形態になると予想しています。

 

オンラインコース

オンラインコースはまさにホームページから繋がったご縁で形になったコースです。

現在は愛知県の高校入試を考えている中学生を対象に限定募集をしております。

こちらは難関高校合格を目的とした専門コースです。

5教科全般の学習方法のマネージメントを行い、課題形式で進みます。

もちろん、受講生に合わせる形で学習内容を立案するオーダーメイドカリキュラムです。

教養堂の新しい指導形態の一つです。

新年度もさらに指導の可能性を広げていきます。

 

 

以上、教養堂開塾3周年、そして4年目のはじまりに際し、

今、考えている教養堂の方針を書きました。

 

 

 

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