こんな話  塾の日記  2017年11月24日|金曜日

教養堂前夜 校舎を作る。

教養堂と名乗ったからには、「堂」としての場所づくりは大切です。

 

そこで、場が持つ力を体感したくて、大阪の適塾を訪問しました。

想像していた大きさの5倍はありました。外観は想像通りですが、中に入ると中庭を含めて広い。確かにここには緒方洪庵の居住区もあったので、この広さでないと全国の俊英が集まることは難しいですね。

2階の大きな勉強部屋を見て、ここに大村益次郎や福沢諭吉、橋本左内もいたんだという感慨にふけりました。

 

 

しかしながら、やはり「人」がいない建物にはどこか魂が抜けた、単なる史跡でしかないとも思いました。早く自分の塾が、人の息遣いがする魂のある場所にしたいと思いました。

 

さて、今の建物では塾の仕様として不十分です。内装、外装ともに工事をすることにしました。

やはり塾は環境が大事です。清潔さ、落ち着き、安全、どれをとっても手を抜きたくはありませんでした。

工事業者も厳選しました。色々回ったのですが、地元江南市のしっかり仕事をされている業者にお願いしました。

そこの業者の若い常務さんが教養堂の担当をしてくださいました。

私の、「既存の学習塾のイメージとは全然違います。伝統的なフランスのカフェに近いです。」という提案に、当初は驚かれました。

しかし、「逆に楽しみです。」と受け入れていただきました。

 

その後、イメージ通りのプランをどんどん持ってきてくださいました。

例えば、照明の提案。トイレを広く取るための配置案。

男子トイレと女子トイレを離すレイアウトも提案していただきました。

年頃の子たちは敏感です。ここは最も細心の注意を払いました。

 

私は、この常務さんに託すことにしました。

人にとって、まずは受け入れられる事がすごく大事だと思います。

私も塾講師として、お預かりするお子様はもちろん、ご家庭の方のご要望には、この受け入れる姿勢を大事にしたいですね。

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