塾の日記 2017年11月24日|金曜日
教養堂前夜 事業計画書を作る。
2017年10月上旬。
地元の市役所で創業者セミナーが開かれると聞き、早速参加してみました。
そうか、こうして独立開業する人には、市もしっかり応援する体制を整えているんですね。
新たに会社を作るには、「事業計画書」というものを作った方が良いと教えてもらいました。
そこで、いろんな人にお見せできるように冊子形式にしてみようと考えました。
この冊子づくりは、時間がかかりました。自分のプロフィールから始まり、社会的な塾の分析や統計、理念から詳細な数値などなど。
バージョン10くらい更新して作り上げました。
ここで役に立ったのは、複眼的思考方法でした。これは授業でよく私が思考理論として教えていた立体的な視点の作り方でした。
果たして、この私の理論が一般社会に通用するか。ある意味、私が教えてきた教授法の答え合わせでした。
早速、ある公的な機関の担当者に見せる日がきました。
ちなみにパソコンからのデータをプリントアウトする際に、家にプリンターがないことに気づきました。
そうか、今までは塾のコピー機でバンバン印刷していたけど、退職するとこうなるのか。
そこで、コンビニに行ってプリントアウトすることにしました。
今のコンビニって、もう事務所感覚で何でもできますね。
さて、その担当者にお見せすると、
「非の打ちどころのない計画書ですね。」
と驚かれました。
また、金融関係の方からも、
「これはすごいですね、こういうのがあれば安心しますよ。」
と言われました。
ちょっと自分では実感がなかったのですが、思わず胸をなでおろしました。
「本職は国語の講師ですので、文章作成は慣れているかもしれません」とお伝えしました。
それにもまして嬉しかったのは、私が授業で話していたことが、決してテストだけに通用するものではなく、こうして社会で人生を切り開く立派な技術としての学習内容だったことが証明されたことでした。
まさに自由人の技術である教養が役に立ったのでした。
おーい、俺の教え子たちー。
ちゃんと通用するぜ。大丈夫だ。
俺は間違ってなかったよ。しっかり応用が効くぜ。
世間からは、塾講師ってどう見られているのでしょうか。勉強ばかりしている頭でっかちだとか、世間知らずだと思われているのでしょうか。
色々な方がいらっしゃると思いますが、国語の講師をやっていると読解力はますますつきますし、他教科への応用もバンバン効くんですよね。国語は特にそうだと思います。資料の読み込みや、論理のつかみ方、違う視点の捉え方がどんどん速くなるんです。いいことしかないんですよね。
ですから、塾生にも国語力を高めるだけ高めるとすごいことになるぞ、と言っています。
この計画書を作るのが楽しくて楽しくて仕方がありませんでした。
教養堂の設計図をゼロが作り上げる作業は、本当に楽しかったです。
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