勉強の話 2024年11月13日|水曜日
教養堂のこだわり教材⑨ 『百人一首かるた』
教養堂の小学生コースの冬と言えば、
もちろん「百人一首」で決まりです。
授業時間の合間を縫って、少しずつ百人一首の暗唱をしております。
奥山に 紅葉ふみ分け なく鹿の
こえ聞くときぞ 秋は悲しき
猿丸太夫
こちらの猿丸太夫の歌、教養堂の小学生の一番人気です。
鹿が出てきて親しみやすく、さらにわかりやすい。
鹿なのに、猿丸って。
謎が多い歌でも有名です。
授業では各季節にちなんだ歌を暗唱します。
百人一首のカテゴリーの中で、四季の中では秋の歌が一番多いです。
秋が覚えるのに一苦労ですが、趣のある歌が多いのも秋です。
百人一首の暗唱の教育効果は絶大です。
教養堂では独自の指導方法を考えてまいりました。
教養をはぐくむ一貫として行っていますが、1,000年の歴史を持つ百人一首はあなどれません。
それについてはまたどこかで発表したいと思います。
こちらの「かるた」は教養堂で使用しているもので、京都の大石天狗堂のかるたです。
大石天狗堂のかるたは「ちはやぶる」でおなじみの「競技かるた」でも公式で使用される老舗です。
かるたの乾いた音も耳に心地よく、手にも馴染みやすいです。
(大石天狗堂HPから)
こちらは以前、NHKのEテレでも放映していた「にほんであそぼ」から販売された「絵あわせ百人一首かるた」です。
こちらはより子どもたちになじみやすい絵入りです。
上の句と下の句がつながるデザインで、覚える手助けになります。
デザイン:佐藤卓
かるた絵:仲條正義
監修:齋藤孝
(NHKスクエアHPから)
こちらはすでに絶版になっているかもしれません。
「かるた」は日本が誇る遊んで学べる教育教材だと思います。
百人一首かるただけでなく、いろはかるた、都道府県かるた、歴史人物かるた、地図記号かるたなど、多種多様な「かるた」があります。
教養堂の備品だけでも何十種類のかるたを保管しています。
そんなちょっとマニア向けでも対応している「かるた」販売の聖地がこちら。
東京 神田神保町にある「奥野かるた店」さん。
教養堂は直に買い付けに行き、大人買い…もとい箱買いをして配送していただきました。
店内にはたくさんのかるたの種類が販売され、時間を忘れてずっと見入ってしまいます。
場所がらインバウンドの観光客も頻繁に訪れ、お土産に購入していきます。
日本文化の一端を楽しめる絶好のお土産です。
教養堂では、教材一つでも作成元や販売元に敬意を持って、それを子どもたちにも触れていただくようにしております。
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