勉強の話 2022年3月5日|土曜日
教養堂のおすすめ勉強アイテム⑤ 『アナログ時計』
入試要項の中の持ち物の注意点に、「計算機能や通信機能がついていない時計」という項目を見ます。
試験会場では壁に掛かった時計はあえてはずしていることもあり、受験生は時間配分を把握するため腕時計などの持参が必要です。
時計には「デジタル」と「アナログ」があります。
受験にはどちらが良いでしょうか?
「デジタル表示」
「アナログ表示」
教養堂では迷わず「アナログ」を推します。
デジタル時計は数字が見やすく使い勝手は良いのですが、アナログ時計の方が何倍も情報量が詰まっています。
時計が発明される前は、「日時計」を使っていました。
おもに北半球で発達したので、太陽の日周運動と同じく時計の針は「右回り」(時計回り)になりました。
もし南半球で文明が先に発展したなら、「左回り」の時計になっていたかもしれません。
360度や60進法、12進法の概念も天文学に通じますから、自ずと時計もそのようになっています。
時計は単に時刻を知るためだけでなく、勉強ツールとしても大いに使えます。
算数の角度でも、
1時間が360度
30分が180度
15分が90度
5分が30度
1分が6度など応用できます。
分数の導入にも欠かせません。
30分は1時間の1/2
15分は1/4
5分は1/12
1分は1/60
分数の概念も時計から分かります。
社会の時差の問題では、現地時間を計算するのにアナログ時計で確認がしやすく、
理科においても、電流と磁界の関係から「右ねじの法則」が時計回りと同じになっています。もちろん「天体」分野にも欠かせません。
試験中においても時刻の確認だけでなく基本事項の確認ができるのが「アナログ時計」なのです。
もちろん教養堂の教室の壁にかけてある時計はすべてアナログ表示にしています。
小学生低学年でもっともつまづきやすい算数の単元のひとつは「とけい」です。
10進法と60進法が混ざるので混乱してしまうのです。
特に小さいお子様のいらっしゃるご家庭の時計は、アナログ時計をお勧めします。
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