勉強の話 2019年5月7日|火曜日
小学生 10連休中のことを作文に。遊びを学びに転化。
楽しく過ごした日々をアウトプット
小学生にこの10連休で過ごしたことを作文に書いてもらうことにしました。
特別な旅行やイベントだけでなく、家でこんな風に過ごした、ということでも良いのですが、とにかく作文の口実にしたいだけなのです。
ちょっとしたお出かけでも、印象に残った題材で書いてもらいます。
①作文の前段階の「洗い出し」
作文を書く前に、まず作文のテーマの「洗い出し」を行いました。
だらだら書いても仕方がありません。
読み手をイメージするためにも、ポイントを絞る作業が必要です。
②情報の整理
次に、読み手に分かるように、いつ、どこで、誰と、何をしたのかを書くのですが、これはすべて書く必要はもちろんありません。
最低限の情報は必要ですが、読み手に伝われば良いです。
③作文の輪郭
①と②がすめば、作文のテーマのいわば「輪郭」ができあがります。この時点で書き始めても良いです。書いていくうちに、書きたいことが見つかる場合もあります。
④気持ちの整理
次に、どういう所に気持ちが動いたのか、を書きます。「心の動き」です。
⑤結末・オチの工夫
最後に、読者への共感を求める内容が欲しいです。
または、「オチ」の部分です。読み手が納得して読み終えるような部分です。
⑥推敲と清書
一度書いた後に、「推敲」をします。
句読点、誤字脱字。
この作業は本当に必要です。
その後、「清書」として書き直します。
書き足らなかった所や、付け足しをします。
さらには、削ることも大事です。
実は、最初はあえてたくさん書いておいて、清書の段階で削ると、文章が光ることがあります。
例えば、最初に書いたものから6割程度に削るのです。無駄な文がなくなり、文章にメリハリが出ることがあります。
日本映画は、あるシーンを1つのカメラで絵コンテ通りに撮ります。
ハリウッド映画は、あるシーンを色々な方向から複数のカメラで同時に撮ります。そのたくさんの素材を編集してつなぎます。
作文もこのハリウッド風で削ぎ落として行くといいですね。それには、素材となる情報や情景描写、心情描写をたくさん書き出す作業が欲しいですね。
これは上段者のテクニックです。
もう一度作文の作り方の要点をまとめてみます。
①洗い出し……とにかくどう過ごしたのか、どんどん列挙します。大小はともかく洗い出します。ブレーン・ストーミングともいいます。
②情報の整理……5W1H だれが・いつ・どこで・何を・なぜ・どのように
③輪郭……どんなテーマ(主題)を取り上げるか。
④気持ち……作文には筆者の気持ちの部分が書かれているべきです。子どもたちはこの部分の書き方で苦手とする場合が多いです。例えば「すごい」という言葉は書かないとか、NGワードを決めても良いでしょう。また、「たとえ」を使うことによって言葉を上手く紡ぎ出す手法も有効です。「口の中に、初夏の風が広がりました。」とか。これはいちご狩りに行った時のいちごの味を表現したものですが。
⑤結末・オチ……読者が納得するような終わり方を工夫します。
⑥推敲と清書……作文として読み手に読みやすい工夫をします。
①~③まではおおむね自分が体験したことを整理するだけで、作文のカタチになります。
④の、心の動きをどう表現するか、これが難しいですね。「すごい」「面白かった」「良かった」という表現以外でどう読み手に訴えかけるか、ここがその子の持つ「語彙力」や「表現力」に依るところが大です。
⑤の作文の最後の部分。終わりよければすべて良しとまでは言いませんが、うまい終え方はセンスが問われますね。
結末と同時に大事なのが、冒頭です。
小説や映画、もしくは音楽でもそうですが、おそらく冒頭部分に命を懸けている表現者が多いと思います。
作文の指導としては、作文の上段者にはとにかく冒頭の工夫を促します。
よくある指導としては、心情を真っ先に書くというものもあるでしょう。
ポイントは、読み手をこの作文に引きずり込む文にできるか、ですが。
とにかく、冒頭と結末は、作文の要です。
遊びと学びの両立
何かを体験したことは、写真におさめたりすることはもちろんですが、作文やレポートにすることで、遊びが学びに変わります。
さらに、遊びに行く前段階でも、学ぶことはあります。
例えば旅行先のことを下調べするをおすすめします。
①行先の周辺の地理を調べる。
山・川・平野・盆地・地形
②名産品・特産品は何か。
お土産物・名物料理→農林水産関係の把握
③土地の歴史・ゆかりの偉人
④ご当地ならではの情報
つまり、観光や旅行でも、行く前と行った後の一工夫で、遊びが学びに転化できるのです。
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