勉強の話 2019年6月13日|木曜日
小学生コース 算数の数理教材①【積木編】
教養堂では、小学生コースの算数の通常授業の中で、教科書内容の時間と、思考力を伸ばす時間とに分けて、バランスを取ってプログラムを組んでいます。
思考力を伸ばす時間では、様々な教材を入れていますが、今回ご紹介するのは、こちらの「算数の積み木数理教材」です。
これらを使用して、図形の間隔や空間把握力を養成しています。
これらの積木を組み合わせることで、立体図形の感覚をつかむことができるようになります。
この積木のパーツを組み合わせると、このような直方体のカタチになります。
このカタチにするまでに、上記の積木の10種類のパーツを組み上げていくわけですが、なんと、220通りがあります。
初めてやってもらうと、ゆうに20分や30分かかることもあります。
毎回、こちらの教材の授業が終わると、子どもたちにこのカタチにして箱にしまうようにしております。
自然、箱に入れるだけでも図形の素養が身につく仕掛けになっています。
教養堂に入塾してすぐの子は、20分以上かかりますが、2か月で5分以内で仕上げることができます。
この数理教材には定期的に指導者のための勉強会があり、私も参加しております。
全国からこの教材を使っている塾の先生と一緒に、この教材を30年間研究されて来た先生に教わっています。
教養堂では、通常授業でも取り入れておりますが、夏期講習では普段よりも時間を取って、じっくり取り組んでもらえるようなプログラムにしています。
こちらの子は、先ほどの10のパーツを見事きれいに組み上げて、12段の積木に完成しました。
1段目から順々に組み上げていくのですが、慣れていないと四苦八苦すると思います。
教養堂には、膨大な問題シートを用意しており、できた子からどんどん新しい問題にチャレンジします。
このプログラムのもう一つ良い所は、手を使うことです。
手を使って色々思考することで、身体感覚で記憶します。
また、試行錯誤することで、忍耐力もつきます。
基本的にノーヒントで解かせますが、教養堂の子たちは集中してもくもくと取り組みます。
じっくり考えたり、深く思考することの体験を小学生のうちに自然と身につくことができるようになっています。
今では教養堂になくてはならない教材となっています。
この教材で培った、図形感覚、空間把握能力が、子どもたちがやがて中学高校と学年が上がるにつれて、「後伸び力」となり学力を確かなものします。
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