塾の日記 2020年1月18日|土曜日
塾長、滝廉太郎説。
中3年生が中学校最後の定期テストが終わりました。
5教科はもちろんですが、副教科も抜かりなく勉強しました。
音楽の試験範囲表には、歴代の音楽家の来歴を覚えるものも含まれています。
知識の整理をするため、表にしたり図にしたりしてまとめて覚える子もいました。
Mさん:先生、えーと。「滝廉太郎」を知っていますか?
私:もちろん、知ってますよ。
「花」・「荒城の月」・「箱根八里」でしょ。
日本の近代音楽を切り開き、西洋の音楽を日本人に分かりやすく紹介して、唱歌の名曲を作りあげた明治の偉人です。
惜しくも若くして亡くなりましたがね。
Mさん:それで、音楽のテストで作曲家のこともたくさん出るので、ノートにまとめていたんですけど。
作曲家の似顔絵も描いていたら……。
私:描いていたら?
Mさん:先生が出て来たんです!
私:は? 滝廉太郎の似顔絵で、アタシ?
Mさん:なんか誰かに似てる!?と思ったら奥村先生だったんですよ!
私:あ!……
遠い昭和の記憶がよみがえる。
小学4年生の頃。
音楽室に飾ってあった「滝廉太郎」の肖像画。
それを見た友達が、
「奥村、なんか滝廉太郎に似てんなア。」
と言われたことがありましたっけ。
うーん、まさか昭和に言われたことが、平成を飛び越えて、令和の時代に再び指摘されるとは。
小4からこれまでいろいろな事があったなあ。(遠い目)
でもやっぱり滝廉太郎に戻ったということか。
私の人生。
ただ、この「廉太郎」。
長生きして中年太りした後の、
顔がむくんだ感じになっているのだけれど。
それが今のアタシということか?
否定はすまい。
「花」 作曲 滝廉太郎 作詞 武島羽衣
♪
春のうららの 隅田川
のぼりくだりの 船人が
櫂のしずくも 花と散る
眺めを何に たとうべき
やはり名曲ですなァ。
日本語の母音と子音が絶妙に音符に合っていて、できた瞬間に古典になっています。
ちなみに7年前に絵が好きな子に、私の似顔絵を描いてとお願いしたら、
出てきたものがこちら。
これが、忖度というものか。
JARO(日本広告審査機構)に叱られそう。
お問い合わせ
お電話
0587‐74‐78990587‐74‐7899
メール
info@kyoyodo.com