塾の日記 2019年10月22日|火曜日
中3 高校入試対策講座 愛知県入試過去問徹底分析 国語編
「中3 高校入試対策講座 愛知県入試過去問徹底分析 国語編」
題名が長い、長すぎる。
漢文かと思いました。
さて、2学期中間テストも終えて、各中学校の塾生が通常モードになりましたので、入試対策講座を再開しました。
教養堂では9月から入試の3月直前期まで、ほぼ毎週土曜日にこの入試対策講座があります。
再開したあとの入試対策講座は、愛知県公立高校入試の徹底分析を連続して講義していきます。
まずは、国語の分析。
国語に関しては教養堂の夏期講習で、徹底的に国語の作文・小論文の基礎工事をしてきました。
ここで論理構成、論述の基本をおさえておきました。
ちなみに愛知県の入試では、作文形式は出題されません。
文章中の指定された語句を使った60字~80字などの記述形式です。
そこをあえて、作文・小論文の練習をしたのは、この記述式問題の対策もさることながら、ゆくゆくは新しい大学入試傾向を見越してのことです。
私は、高校入試だけを突破できれば良しとは思っていません。
大学入試、さらには大学でのレポート、果ては社会人になってからでも、確かな国語力、文章作成能力を今のうちからでも身につけておくべきだと考えています。
2020年の新しい大学入試は言うに及ばず、これらの力はますます必要だからです。
愛知県公立高校の入試過去問題を使った講義では、5教科のうち、まず国語から始めます。
これは教養堂の流儀です。
国語は完全に実力問題なので、中3の既習事項などの進度とも関係がありません。
国語の攻略から入試対策講座は始まります。
国語に始まり国語に終わる、そんな感じです。
いつものように、入試スケジュールの確認。
10月20日から3月入試まで、140日としますと、約20週間。
これ、140日ではなく、20週と見るのがミソです。
土曜、日曜日の週末が20回しかないと捉えると、入試までの時間感覚が貴重に感じられるのです。
さらに愛知県公立高校入試の平均点、各設問の難易度、傾向、など詳細な情報を伝えました。
情報を伝えつつも受験生のエピソード、私のかつての教え子の受験秘話などを交えます。
こうやって話を進めていく時に、アップテンポ気味の話のスピードについてこられるか、少々難解な内容でも食らいついてこられるか、巧妙に仕組まれたジョークに気づけるか、全く基本知識がない内容にも反応できるか、映画「ジョーカー」を見た塾長の感想と考察(R15指定の映画で中3は見られないので、代わりにネタバレをおさえつつ話す)にどう思うか、こういうものにも実は国語力の養成につながると思っています。
さて、入試演習。
まずは、手始めに平成28年度の国語A問題を解いてもらい、解説。
みんな、60字~70字の記述問題をしっかり書いてくれました。
もちろんそれぞれ細かいチェックやアドバイスは必要ですが、大意を外さず書くことができました。
主語・述語、てにをは、文の構造など及第点。あぁ~夏に基礎工事しておいて良かったです。
意外に、漢字の問題で落としてしまっており、これはモッタイナイ。
愛知県の国語入試問題は、評論文に秀逸なものが多く、どんな方向からも語ることができます。
今回の平成28年度 国語Aグループの問題では、「自立して生きるには、他者に依存する」という本文の主張に、中3にはなかなか実感できない論点でしたので、現代社会の問題点に触れて語ることができました。
国語の評論文は、本当に講義のしがいがあるというものです。
つづく。
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