勉強の話 2020年8月30日|日曜日
中2に聴かせたい! ロックで学ぶ英語の「5文型」ローリングストーンズ この5曲
The Rolling Stones(ザ・ローリング・ストーンズ)はイギリス・ロンドンで1962年に結成されました。
名古屋ドームのストーンズ
2006年4月、名古屋ドームでストーンズのライブ公演がありました。
一度は見ておきたいと思い立ち、高額なチケットに涙しながら行きました。
オープニングはおなじみ「ジャンピング・ジャック・フラッシュ」
キース・リチャーズが、いつものようにくわえたばこでギターを弾いていました。
ナゴヤドーム内、一応、禁煙なんですけど。
さすが、ローリングストーンズ。
ミック・ジャガーは相変わらずの動きでキレキレ。
チャーリー・ワッツは黙々とリズムを刻んでいました。
私のA席からは豆粒ほどしか見えませんでしたが、それでもストーンズを生で見られたことが感動でした。
特に結成時のストーンズのリーダー、ブライアン・ジョーンズのスノッブなたたずまいにはかなり影響を受けました。
ブライアンは進取的な気質で、ロックに打楽器のマリンバを入れて独特なグルーブ感を出したり、インド楽器のシタールや、アルト・リコーダー、アフリカの民族音楽を貪欲に取り入れたりして、新しいロックを模索しました。
2021年度から「5文型」が中学生も必修に
英語の基本5文型は、これまでは高校1年生の一番最初で習いました。
すでに今の中学校の英語の教科書にも掲載されていますが、2021年度以降の新しい英語の教科書では中学でもしっかり習うことになります。
ロックで学ぶ英語シリーズ、今回は「ローリング・ストーンズ」から学ぶ5文型の特集です。
ストーンズの名曲の題名を5文型で紹介します。
第1文型 SV 主語 動詞 (修飾)
『She Smiles Sweetly』 1967年
直訳:彼女はやさしくわらう。
第2文型 SVO 主語 動詞 目的語
『(I Can’t Get No) Satisfaction』 1965年
直訳:私は満足を得られない。
第3文型 SVC 主語 動詞 補語
『She’s A Rainbow』 1967年
直訳:彼女は虹です。
第4文型 SVOO 主語 動詞 目的語Ⅰ 目的語Ⅱ
『Tell me』 (You gotta tell me you’re coming back to me) 1964年
直訳:君が私のところに戻ってくることを、君は私に伝えなければならない。
左から、ミック・ジャガー ビル・ワイマン ブライアン・ジョーンズ キース・リチャーズ チャーリー・ワッツ
第5文型 SVOC 主語 動詞 目的語 補語
「Paint It Black」 1966年
直訳:それを黒く塗れ。
番外編 第1文型のbe動詞 SV
第1文型のSVのうち、be動詞をつかう文型があります。
これは、第3文型 SVC のbe動詞「状態」(~である)の意味ではなく、「存在」 (~にある)を表す時に使います。
『Time Is On My Side』 1964年
直訳:時代は僕の側にある。
それでは、アメリカでの海外公演 エド・サリバン・ショーからの音源でどうぞ。
ローリング・ストーンズの曲は他にもたくさんあります。
同時代のビートルズの曲はよく英語の教材としてピックアップされますが、ストーンズの方が英語初学者には学びやすいのでおすすめします。
教養堂主人 敬白
私が教養堂を開塾する頃、
この曲を時々聴いて、「時代は僕に味方している」と思い直して、ここまでやってこられました。
誰かの人生の脇役ではなく、自分の人生の主役は自分である、このことは塾生にも伝えたいです。
人の言うことに安易にしたがわず、自分の信念にしたがったことが、今では結局は正しかったと実感しています。
そんな時、Rock’n Roll はいつも応援してくれました。
Time is on my side.
Yes,it is.
いつまでも苔むさず
教養堂は、私のローリング・ストーン(転がる石)。
ロック(一枚岩)であり、キーストーン(要石)、そしてマイルストーン(一里塚)。
この先も転がり続けていきます。
Like a rolling stone.
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