勉強の話 2019年1月6日|日曜日
お年玉から始める経済学
お年玉から始める経済学
新年、初授業は中学3年生の公民、経済から株式会社について。
まずは身近な話題から。
お年玉はまだもらっているの……?
ほほう。15歳だと普段は大人扱いしてほしいなどと思っているのに、正月だけは子ども扱いで満足なのね。
それで、大体総額でいくらになった?
何?3万円も!?
え? 4万円台‼
どうするの?
そのお年玉、アタシが預かっておこうか?
教養堂株式会社にお年玉を投資すれば、毎年、配当金がもらえてね…。
え、イヤ?
胡散臭い?
ちゃんと株主総会するよ。
福沢諭吉
さて、一万円と言えば福沢諭吉。
さすが、日本銀行発行の最高額紙幣の肖像に選ばれるだけはありますね。
明治の頃、エコノミーという英単語をどう訳すか、ということになって、福沢は中国の古典にあった「経世済民」という四文字から「経済」という言葉を作ったのです。
「世をおさめ、民をすくう。」 という言葉から来ているわけです。
福沢の言語感覚はするどいです。
今では、漢字の本家、中国でも逆輸入されて一般化しているくらいです。
「中華人民共和国」のうち、「人民」も「共和」も日本人が明治になって翻訳して作った熟語ですね。
経済史
アダム・スミス
ケインズ
ハイエク
フリードマン
以上の経済学者の簡単な理論と、マルクスの「資本論」のあらましくらいは中3でも触れておくと、ストンと説明がつきます。
マルクス経済学を学ぶというよりも、資本主義の仕組みや矛盾点を著した、という点で「資本論」は未だ有効です。
一応、教養堂では、これらの名前を挙げて説明しています。
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