本の紹介 2023年1月11日|水曜日
『百年前新聞』
教養堂のほんの紹介、今回はこちら。
『百年前新聞』
書籍ではなく、Twitterの発信記事です。
毎日、百年前の新聞記事などをツイートしています。
百年前の時代が追体験できます。
『百年前新聞』によると、
「今」は1923年。大正13年。
1ドル 2円の時代。
「昨年」末からずっと、アインシュタイン博士夫妻が日本を訪れ、各地で連日熱狂的に出迎えられていました。
各大学で講演会がひっきりなしに催され、ひっぱりだこでした。
1か月以上の長期の滞在からようやく年末に帰国されました。
この時ベルリン大学の教授だったので、もちろん帰国はドイツ。
年が明けると、第4回 箱根駅伝が行われております。
そして先日の1月7日付の記事によると、
「モダンガール」(モガ)という言葉が初めて登場。
大正デモクラシーの香りがまだします。
文化◆7日、読売新聞で、記者・北沢秀一(ひでいち)(38)の連載記事『滞英雑記』が掲載される(14日まで)。最近よく見られるようになった、伝統にしばられない生き生きとした女性を「モダンガール」と初めて命名する。 =百年前新聞社 (1923/01/07)
— 百年前新聞 (@100nen_) January 7, 2023
▼北沢秀一(写真左下)とモダンガール pic.twitter.com/sUqJ6rhYUe
さらにこの1923年という年で忘れてはいけない出来事があります。
9月1日に起きた「関東大震災」です。
ちょうど100年が経ちました。
この3年後に大正から昭和へ。
昭和2年には金融恐慌が起り、
芥川龍之介が「ぼんやりとした不安」という理由で遺書を残し服毒死。
昭和4年には世界恐慌へ。
その後は教科書のとおり、相次ぐテロや事変が頻発。
戦前の時代に入ります。
100年という時代のスパンで物事を測ると、今の時代の流れが分かりやすくなります。
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